インプレッサの進化&WRC|インプレッサ改造車買取日記

■GC中期D・E<市販車>

■GC中期D・E<市販車>

■GC中期D・E<市販車> <市販車>

1996年9月にインプレッサは初のビックマイナーチェンジを迎える。エンジンが改良型となり、タービンや補機系も変更。出力は当時の自動車メーカー自主規制である280psへ。このWRXの登場と同時にSIiver.Ⅲも発売。DCCDやインタークーラースプレーなどは引き続き専用装備だった。

 また、1997年1月には、WRCを戦うWRカーが2ドアになったことにちなんで、2ドアボディにSIiver.Ⅲの中身を組み込んだType Rグレードを設定した。

 1997年9月にはE型がSIiver.Ⅳを同時に発売。馬力はすでに自主規制値に達していたため、タービンをサイズダウンするなどして中低速域での扱いやすさを追求。トルクもD型35.0kg・mからE型36.0kg・mへと引き上げられた。細かい点ではこれまでナルディ製だったステアリングが、エアバック付きのモモ製に変更されている。

 そして、このE型でGCインプレッサ最高の限定車「22B」が発売となるのである。GCインプレッサに限定車は数多くあれど、この22Bに性能、印象、価格すべてにおいて勝るものは無いと言えよう。WRカーのイメージに沿って2ドアボディにオーバーフェンダーとなる専用ボディパネルを付け替え1770mmまで拡幅。エンジンも市販車としての耐久性と信頼性を保ちつつ、パフォーマンスアップをはかり2.2?化。280ps/37kg・mとなっている。価格は500万円と高額ながら、限定発売台数400台を一瞬にして売り切るほどの人気だった。