インプレッサの進化&WRC|インプレッサ改造車買取日記

■GC前期A・B・C<市販車1992~1995>

■GC前期A・B・C<市販車1992~1995>

■GC前期A・B・C<市販車1992~1995> <市販車1992~1995>

 GC型のアプライドはA・B・C・D・E・F・Gの7モデルにもおよぶ。もちろん、これは市販車の性能がグループAの戦闘力に直結することにより、その性能向上のため年次改良を繰り返した結果でもある。中でもビックマイナーチェンジと呼べるものが、2度ほどあり、それを境として、アプライドA~Cを前期型、D?Eを中期型、F?Gを後期型と大きく分類される。

 最初期モデルとなるアプライドAの国内発売は92年10月で、上級車種であるレガシィと部品を共有する部分も多く、その仕上がりはオーバークオリティと言えるほど。240psの水平対抗エンジンは重心が低く、素直なハンドリング。市販車でのグレードとしては、スポーツタイプの主となるのが「WRX」で、さらに競技ベース車となる「WRX type RA」にはエアコンやパワーウィンドウなどの快適装備が一切ない代わりに、クロスミッションやインタークーラースプレーを装備。モータースポーツの申し子のようなインプレッサはラリーだけでなく、その他さまざまカテゴリーでも輝かしい活躍を見せる。

 1993年10月にはアプライドBとなるが、AT車が追加された以外にWRX系に大きな変更はなかった。しかし、3ヶ月後の1994年1月にWRX STiver.の受注生産がスタート。鍛造ピストン、専用ECU、ハードサスペンション、大型リアウイングなどを装備したこの最初のSTiver.は、持ち込み車検の架装車両だった。

 94年9月にはアプライドCへ進化。エンジン出力が向上し、260psとなる。そしてその約1年後となる95年8月には、このアプライドCをベースにしたSTiver.Ⅱが登場。275psのエンジンと、DCCD(ドライバーズ・コントロール・センター・デフ)という電子制御式のセンターデフを装備していた。